地質調査技士(現場技術・管理部門)を目指す

このページは、地質調査技士(現場技術・管理部門)を目指す人のために開設いたしました。 主に過去問の解答・解説、試験方法などについて記載していきたいと考えています。図書などを参考に記載していきますが、記載に誤りが含まれる可能性があります。 誤りがあった際はコメントをお願い致します。全地連では平成19年の過去問より無料公開していますが、出題された当時より改訂された物事があるため、基本的に過去問は新しい年より解答を載せています。

電子化された地質情報の利活用について

「電子化された地質情報の利活用について」というタイトルですが、含まれる内容に関しては、GISなどもあるのでⅠではなくⅢで出題されそうな問題ですが、Ⅰで出題されています。

過去問では、GIS等の問題がありますが、それとは区別して解説したいと思います。

 

H29

7. 次は,電子化された地質情報の利活用について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。


(1) Web 上で無償公開されている国や自治体などのボーリングデータの提供方法は,Web-GIS が主流となっている。
(2) 国土交通省等は,「国土地盤情報検索サイト(KuniJiban)」で公開している地盤情報に対し て,複製,頒布,貸与及び販売することを禁止している。
(3) 国や自治体などの地盤情報提供者は,提供する地盤情報の利用により利用者又は第三者が, 直接又は間接的に被った損失・損害等について一切責任を負わないとしている例が多い。
(4) 公開されている地盤データの位置精度は,公開元(自治体等)や個々のデータにより異な るため,利用に際しては注意が必要である。

 

正解は、(2)
「国土地盤情報検索サイト(KuniJiban)」の利用規約より
1. 第3条(利用許諾の内容)
国土交通省等は、本利用規約に定める条件のもとで、本サイトで地盤情報を検索及び閲覧すること、ファイルをダウンロードすること、及びボーリング柱状図や土質試験等の地盤情報を非独占的に閲覧、複製、頒布、貸与及び販売することを許諾する。